資源循環型エネルギーを生み出す
「木質バイオマス発電」のしくみ。

森林設備の有効活用と林業及び地域社会への貢献を目指す
木質バイオマス発電。
豊富な森林資源を活用することで生まれる安定した電気供給は、
下記のような仕組みで成り立っています。


■期待される効果

岐阜県は、県土面積に占める森林が81%と全国第2位であり、岐阜県民の歌にも”岐阜は木の国・山の国”と歌われています。この豊かな森林の持つ公益的機能を維持・発揮させるためには、間伐などの森林整備が不可欠です。
この間伐等で伐採されながら利用されずに放置されてきた未利用木材を有効活用することにより、森林整備の促進や林業の活性化、地域社会の活性化が期待されます。

■燃料搬入への取り組み

木質バイオマス燃料の搬入量は約270トン/日
(箱型大型運搬車両18〜20車分)。 搬入時間帯 基本的に夜間は搬入しません。 地域住民である児童・生徒の通学時間帯への配慮を欠かしません。 搬入経路 通行量、通学路などに配慮した搬入経路で対応しています。

■安心・安全への取り組み

本発電設備全体の機械装置はコンピューターによる自動化が図られています。3交代、24時間体制で発電所全体の運転操作をリアルタイムで監視し、発電所の安全を支える中央制御室は、装置・設備を自動遠隔制御できるようになっています。モニターによる燃焼供給、燃焼温度蒸気発生量、発電量などのデータ、重要な制御・監視計器類警報装置などを全て集中管理しています。

■環境保全への取り組み

排煙対策 バグフィルターの採用により微細な粒子や有害物質を除去し安全に排気しています。 騒音・振動対策 低騒音型機器の採用及び防音室の設置により、騒音・振動を抑制する対策を行っています。 排水対策 排水処理設備による排水浄化を行っています。